寝違えの主な症状は、起床時に起こる首から肩にかけての痛みです。
ひどい場合には、首が全く動かせなくなるほどの強い痛みを生じることもあります。
寝違えの発生原因の多くは、睡眠中に首の筋肉にかかる過度な負担。
筋肉に負担がかかり続けることで血流が悪くなり、しこりや炎症が生じます。
このしこりや炎症が、寝違えによる首の痛みの正体です。
他にも寝違えにはこんな原因が!
寝返りが少ない
人間は睡眠中に体にかかる圧力を逃し、体をほぐそうと無意識に寝返りします。
寝返りが少なかったり体勢によって制限されてしまうと、一部分にだけ負担がかかって寝違えを起こしやすくなる原因に。
例えば、ソファーのような狭い場所は寝返りが十分にできないため、首に負担がかかり続けて寝違えが起こりやすくなります。
また、泥酔状態も寝返りを少なくさせてしまうため寝違えの原因に。
酔うことで体の感覚が鈍くなり、長時間同じ姿勢でも苦痛を感じにくくなるからです。
これは過度な疲労や内臓に異常がある状態でも同じことが起こるため、寝違えが発生しやすいと言われています。
寝具が体に合っていない
枕やマットレスなども、実は寝違えの発生に関係しています。
高さの合わない枕を使っていると、頚椎の自然なS字カーブが維持できなくなり、首の周りの筋肉に大きな負担がかかってしまいます。
また、柔らかすぎるマットレスにも要注意。
マットレスが柔らかすぎると体が沈みすぎるため、寝返りの妨げとなってしまうからです。
普段の姿勢がよくない
睡眠中以外の姿勢によって骨盤や骨格に歪みが生じた場合も、寝違えの原因となることがあります。
デスクワークなどで長時間パソコンを使っていると、猫背の姿勢になりがちです。
猫背が長時間続くと、頚椎が真っ直ぐ伸びた「ストレートネック」の状態となります。
ストレートネックになると頚椎が頭の重みを分散できなくなり、首の筋肉への負担が増大。
筋肉の血流が悪くなり、寝違えを引き起こすのです。
ちなみに、スマートフォンの使いすぎもストレートネックの原因の1つです。
他にも体の冷えや運動不足など、寝違えにはさまざまな原因があると言われています。
最近、寝違えで来院される方が増えているので、よく寝違える方は上記のような原因が
考えられるので気をつけてみてはいかがでしょうか。
なかなか治らない寝違えや首の痛みなどは当院に気軽にご相談ください。